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10月の「チーズとワインとおもてなし薬膳」

薬膳教室 心味の瀧本靖子です!

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10月の「チーズとワインとおもてなし薬膳」講座が昨日ありました。
チーズ以外に薬膳料理を4品食べて頂きますが、昨日は生薬を使ったグラタンがありました。
グラタンとはいえ、バター、生クリーム、小麦粉は一切使わないで作るのですがとてもコクがあって美味しく満足ができる一品です。
生徒さまから
「グルテンフリーダイエットをしている人でも、小麦粉アレルギーがある人でも食べられるし、コクがあって美味しい」
と好評でした^^
基本的に私はバター、生クリーム、砂糖、みりんは使わず、小麦粉もほとんど使わないのですが、特に「グルテンフリー」とか、「動物性油拒否」などはありません。
ですが、生徒さまの発言により
「小麦粉アレルギーをお持ちの方にも役に立ててもらえるレシピだったのか」
と気づかせてもらい、ちょっと嬉しく感じました。
さて、10月のチーズはスイスチーズ、ほぼ牛のミルクで作るハードチーズでした。
まずは「エメンターラー」
大きなチーズアイと呼ばれる孔があいています。
この孔は、プロピオン酸菌が高温熟成されるときにガスを発生するために作られます。
塩分が控えめで、カルシウムも多く独特の食感が癖になるチーズです^^
焼くとまた味わいがぐっと変わります。
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こちらはスプリンツ。
エクストラハードチーズというとても硬いチーズです。
薄く削って食べるのが特徴です。
アミノ酸の甘みと脂肪の旨みが合わさった美味しいチーズです。
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グリュィエールチーズ。
スイスで生産量ナンバー1のチーズです。
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こちらはグリュイエールダルパージュ。
グリュイエールチーズに上乗せ規定をクリアしたチーズ。
アルプスで夏場に放牧、搾乳、チーズ製造を行ったチーズです。
比べるとミルクのコクが違います。
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こちらはレティヴァ。
スイスは独自のAOCを作っていますが、スイスAOCの第1号に認定されたチーズです。
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なんとチーズらしいチーズの写真でしょう^^
こちらはラクレット・デュ・ヴァレ。
AOCに認定されているラクレットです。
チーズの断面を溶かして、溶けたらそこを削りじゃが芋につけて食べるのが一般的な食べ方で「ラクレットオーブン」なるものもあります。
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最後はAOCは取得していませんが、柔らかいチーズを。
ヴュリー・ルージュ
モラ湖の南斜面で栽培されるピノノワール「ヴュリー」でチーズ表面を磨いて湿度の高いカーブで熟成させて作ります。
熟成とは違うアルコリックな感じが私はしましたが、非常に美味しいチーズでした^^
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11月はモンドールとスイスのヴァシュランモンドールの比較を中心に、その他ヨーロッパチーズを食べて頂きます。
またチーズクラスも2年目に突入なので、今年はチーズの知識をもうすこし組み込んでいこうと思っています。

瀧本靖子

このブログの著者

瀧本靖子

中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、フードコーディネーター、ソムリエ協会認定ワインエキスパート

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