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ブログ「ここみライフ」

薬膳教室「心味」オーナーの
瀧本靖子が綴る、薬膳な毎日。

薬膳は自由だ

薬膳教室 心味の瀧本靖子です!

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羊羹
「薬膳って何?」という方はまだまだ沢山いらっしゃいます。
そんな方に向けて「私の作る薬膳料理ってこんな感じ」というのを知ってもらうために、たまにレストラン形式で食事会を開いています。
手順としては、まずその方の食生活を伺います。
嫌いなもの、好きなもの、普段良く食べるもの、体質を伺い、季節に合わせて作ります。
また、お仕事でご一緒させていただく方にも食べて頂いております。
先日、とある会社の社長さんがいらっしゃいました。
平日は、ほぼ外食をされている方で、嫌いな食べ物は「クレヨンしんちゃんと同じ」との事でした。
「血流が悪く、夏場は熱中症になりやすく、頭が痛くなる・・」という方です。
上記を踏まえて、最近は空気がぐっと乾燥し始めたので、体を潤すようなもの、血流をよくするような食事で食べていただきました。
その方がしきりに「優しい味」「優しい」「美味しい」とおしゃって下さったので、とても嬉しかったです。
そして、「薬膳って、もっと薬臭いと思った。全然普通の食事だね」とも言ってくださいました。
そうなんです!!
薬膳は季節や体質、体調に合わせて作りますが、普通の食事なんです。
組み合わせを中医学の基本に基づいてますが、普通の食事なんです。
食べてはいけないもの・・なども特にはありませんし、薬膳で体が整えば、食べても太らない、肌荒れもしない、若く見える・・ということもあります。
先日一緒に食事をした人に、「よく食べるね~」と言われ、「(体の)どこに入ってるの?」と聞かれました。
私は肉類、中でも半生(ローストビーフ、カルパッチョ、馬刺し、ステーキならレア)が大好きでよく外食で食べますが、普段の食生活が「薬膳的な家ごはん」なので太らない、肌荒れもしない・・と思います。
そして、食事をしにいらっしゃる方が手土産として食べ物を持ってきてくださる場合がとても多いのです。先日は、(恐らく日本で一番有名なお店の)羊羹、その前も、木箱に入ったカステラ、クッキー、調味料、果物・・など色々頂きます。
私は羊羹も、カステラもクッキーも何でも食べます。
薬膳は「これは食べてはいけません」というものはなく、自由です。
ぜひ一度、食べてみませんか?

瀧本靖子

このブログの著者

瀧本靖子

中国医学研究家、国際中医師、国際薬膳師、管理栄養士、オールアバウトガイド、フードコーディネーター、ソムリエ協会認定ワインエキスパート

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